
気になったこととか、書いてみたりとか。
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お寺につくとなおの知らない親戚の人たちがいっぱいいた。
姉ちゃんにお焼香のあげかたの説明を聞いて、1日の流れを頭にいれた。 泣かない。 母さんだって泣きたいはずなのに、泣いてないんだもん。 だから今日は泣かない。 そう思ってお葬式にのぞんだ。 蝉時雨の中、お経をよむお坊さんの声。 まるでドラマの世界だった。 頭が少しぼぉっとしながら、このまま終われればいいと思った。 だけど、お別れの挨拶をいとこのお姉ちゃんがしているとき、涙が止まらなかった。 じいちゃんの笑顔が頭によぎっていく。 昔から変わらない。 足を悪くしてから、足を引きずりながら歩く、じいちゃんの足音。 少し不思議な笑い方をする、じいちゃんの笑い声。 そしてくしゃっとして笑う、じいちゃんの笑顔。 それがもぉなくなっちゃう。 一生懸命泣いちゃダメだって思っても、涙は止まってくれなかった。 お葬式が終わった後、じいちゃんの棺の中にお花をいれた。 じいちゃんはやっぱり寝ているようだった。 でも病院のときとは違って、じいちゃんは白くなっていた。 火葬場までバスに乗って、姉ちゃんと気を紛らわせるためにどうでもいい話しをした。 火葬場についてすぐ、最後のお別れをした。 もぉこれでじいちゃんを見れるのは最後。 ずっと姉ちゃんの手を握っていた。 ばあちゃんが赤いスイッチを押してしまえばじいちゃんは骨になってしまう。 人間にはいつか終わりがくるんだ。 そう思い知らされた気がした。 1時間半くらいすると、じいちゃんは骨になっていた。 初めて嗅いだ人が焼けた後の臭い。 頭が痛くなった。 じいちゃんの骨を拾い集めて骨壷にいれて帰った。 お寺に帰ってから、みんなでご飯を食べた。 あまり食べれなかった。 いろんなことが1日ありすぎて、頭がついていかなかった。 そして夜じいちゃんはやっと家に帰れた。 PR |
こめんと [ 0 ] |
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